あと1週間で今年も終わり。
クリスマス休暇に入り始めて、街も人も浮かれている。
そんな中で、また一人偉大な音楽家が旅立ってしまった。
「具合はどうやら良くなってるらしい、早く復帰してほしいね」と皆で話していた矢先のことで、どちらかというと寝耳に水の出来事だった。
78歳だったというので、大往生とも言えるけど少し急だった。
友人にとっては恩師という存在で、その悲しみは私以上で計り知れないものだと思う。
以前、建築家の友人と「建築家は亡くなっても建物が残ってくれてる、音楽家は亡くなってもCDやビデオが残ってくれてる」という話をしたことがある。
偉大な功績を残してくれたことは、私たちにとっても半永久的に財産であり、本当に尊いものだ。
それでもやっぱりその人自身にお会いできなくなる、ということは、悲しさで埋められてしまう。
誰もが永遠と生きることはないわけで、自分のそばにいてくれる友人や家族、そして恩師に改めて感謝をこめようと思う。
The Swan from Carnival of Animals, C. Saint-Saens, Johannes Goritzki, cello, John Thwaites, piano
morire:亡くなる