おのぼり音楽紀行

ヴァイオリンと共にフランスに滞在。ゆるりと日々のこと、思ったことを書き記します。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

外出禁止令の終わりは見えるのか  déconfinement

フランスは昨日、新たな発表があり、学校の再開は5月11日ではなく、中学校は1週間遅れ、高校は1ヶ月で再開する見通しになりました。 ちなみに私は試験がビデオ審査になりました。 伴奏も本来つくべき曲も無伴奏で録音しないといけなくなり、録画できる…

弦楽器工房と弓工房 Le luthier et l'archetier

今回は楽器の話。 実は昨年楽器を新しく購入した。 その話をサックス吹きの友人にすると、どこの楽器店で購入をしたのか尋ねられ、かなり驚いた。 私の中ではすっかり常識だったので驚いたのだが、量産されたものではない弦楽器の購入を考えた際、私たちは街…

教育ママたち Les mères qui s'impliquent dans l'éducation de ses enfants

現在家族と住んでいるが故、家族の団欒に混ざるので、しばしば家族の思い出話を聞くことがある。 (時には他人の私が聞いていて良いのか、戸惑うような会話もあるが) 今では娘たちもすっかり成人していて大人だが、 どうやら皆相当やんちゃだったようだ。 …

思い出の風景 Le paysage nostalgique

日本にさほど帰らなくなった最近、ある時日本から来た友人に日本の食べ物とか恋しくならないのか尋ねられた。 もちろん普通に恋しいけど、日本食はずいぶん以前より手に入れられやすくなったし、日本食レストランもあるにはあるので、昔の人よりは遥かに恋し…

冷凍食品フルコース Le menu des alimentaires surgelés

先日の旅の思い出。 フランスは大西洋と地中海に面している国だが、パリは内陸の街だし、海のない街に住んでいる人も結構多い。 私の住んでいる街も内陸の街で、魚介に飢えまくっていた私は友人を誘って、地中海に面したパリの次に大きな街マルセイユに2泊…

フランスの魅力ってやつ  La fascination de Paris

パリでの生活はストレスも多かったが、良い思い出ももちろんある。 良い思い出の一つは夏にセーヌ河沿いでピクニックをした日々のことだ。 昨年に燃えてしまったノートルダム大聖堂の横で(ノートルダム大聖堂はパリの人にとっての名前のごとくいつでも見守…

土地の場所によって考え方も変わる  Nous subissons l'influence du milieu

留学と一括りにしても、その留学自体がどのようなものになるかは実に多種多様だと思う。 以前私は4年フランス、パリで過ごした後、ベルギーに1年滞在した。 パリでの4年目の生活は私にとって、間違いなく最も寂しい1年だった。 というのも同時期から日本から…

すごいヴァイオリニストを紹介してみる  Le violoniste formidable

今回はちょっと風変わりなヴァイオリニストを紹介したいと思う。 ロビー・ラカトシュ(Roby Lakatos)である。 Sをシュと発音するあたりからご想像つくと思うが、ハンガリーのブダペスト出身。 一度見たら忘れられない風貌である。 以下Wikipedia より ロビ…

イースター休暇  Les vacances scolaires

フランスの学校には、夏の長い長い夏休み以外にも2週間のバカンスがいくつかある。 秋休み(日本でいうお盆も兼ねている)、クリスマス休暇、冬休み、そしてイースター休みの4つだ。 基本的に6週間授業を行ったあと2週間の休暇というサイクルだ。 ちなみ…

食いしん坊で良かったこと Soyons gourmand!

日曜日の今朝、昨晩のみんなでの話し合いの結果(というのも毎日の料理担当を分担しているため)お母さんの手作りのワッフルが朝食だった。 とても美味しくて幸せを少々噛み締めてしまった。 私を知っている人はよく知っているが、私はわりと食いしん坊であ…

進化しない奴は生き残れない On devrait toujours évoluer

今日は少し真面目な話。 昨日は自宅待機始まって2度目のオンラインレッスンを受けた。 不運か、幸運か、今は私自身を生徒を一人も持っていないので、レッスンをする立場にはなく、一方的に受ける側だ。 音楽家の間で今までもスカイプレッスンと呼ばれる、オ…

イベント企画するのもたまにやるとめちゃくちゃ楽しい Si on ferait le plan de projets?

とにかく毎日家にいると、刺激がとにかく少なくなる。 老後とはこんなもんかと想像がつきやすくなった。 老後まで生きていればの話だけど。 そんな中でイベント企画をしてくれる人がいてくれると、とてもありがたい。 私はもともと「これをしたい!」と発案…

ビールだってワインに負けてない C'est pas la petite bière

お題「好きなビール」 昨日の記事からの派生でビールの話。kasumiviolino.hatenablog.com 私はもともと、炭酸の飲料を飲めないタイプだった。 兄や姉がファンタやコーラをごくごくと気持ちよさそうに飲む様を、いつも尊敬の眼差しで見つめていた。 時は流れ…

笑いのツボ La différence de la blague

よくパートナーのいいところとして挙げられるもので「笑いのツボが同じところ」てのがあると思う。 日本人同士なら、どちらかがよほど笑いに厳しくない、もしくは話術が致命的にない限り、この条件はさほど難しくないと私は思う。 しかしこれが、海を越える…

自宅軟禁はまだまだ続く Le prolongement du confinement

昨夜のマクロンの演説により、5月11日までの自宅待機延長が決定されました。 最初の2週間の自宅待機後、第1回目の2週間の延長が決定が下され、今回の第2回目の延長は更なる1ヶ月の延長です。 www.lemonde.fr 何人かの人が「ここが折り返しと思えば良い…

フランス人の言葉ゲームが高度すぎてびっくりした話  Le petit bac

昨夜は昼食にイースターのご馳走に(子羊かと思いきや)牛の煮込みを食べたので、スープで軽く済ませた。 夕食後「今から一緒にゲームするから、一緒にしよ!」と言われ、なんとなく混ざってみるとこのゲームめちゃくちゃ難しい。 というのが、Le petit bac…

イースターミサ Le culte de Pâques

ついに今日はめでたきイースター当日です。 昨日、家族とせっせと絵付けをしたゆで卵と、お母さん手作りのシナモンロールの朝ご飯をみんなで食べました。 私の中では卵の絵つけは完全にスヌーピーのイメージでしたが、初めての体験であり、まるで小学生の工…

大進撃 La Grande Vadrouille

私は今大人数で住んでいるので幾分かマシだとは思うのですが、こういう生活になるとやっぱりストレスがあるのか、日本のくだらないバラエティの動画とか見て笑うと、すごくスッキリします。 笑うことて大事だなと変にしみじみしています。 そんな中、昨夜は…

イースター休暇 La fête de Pâques

ついに自宅待機令が始まって以来、4度目の週末がやってきました。 昨日はキリストが亡くなった金曜日だったそうで、明日の日曜日はイースターの復活にあたる日で、いわゆるイースター休暇の週末です。 昨日家のお母さんがキリストが亡くなった金曜日に食べ…

Le film d'animation

昨夜はご飯のあと家族とディズニーを2本観ました。 「ラマになった王様」と「塔の上のラプンツェル」です。 ラマになった王様 [DVD] 塔の上のラプンツェル (字幕版) 皆さんはどれくらいディズニー映画を見られたことがありますか? 私の家は大体毎年クリス…

Le jeu de devinette

今日は、自宅待機令が出て3週間を迎えた私の心境を書き留めたいと思います。 私は今、戸建の1部屋を間借りしていて、ホストファミリーの家族と一緒に過ごしています。 全員二十歳越えの娘3人と、お母さんとお父さんの家族構成で、この緊急事態になってか…

l'exercice

見事にちゃくちゃくと太ってきたので、一昨日から少し体を動かすことにしました。 今やっているのは、あべこべ体操というもの。 youtu.be 3分ですっきり美人! あべこべ体操レッスンDVDつき かなり前に流行ったもので、昔家族がDVDつきの本を送ってきてくれて…

La communication

今朝、日本に住んでる友人3人と4人でグループLine通話しました。 もともと4人全員で仲良くしていたメンバーなのですが、それぞれと会ったり連絡することはあっても、なかなかもう4人全員揃って連絡を取るのは難しく、今回とても久しぶりだったので話に花…

Analogique

昨日の移動禁止令からの派生した話。 今日から、外出する際の移動証明書がスマホ、要するにデジタルでもできるようになりました。 www.lemonde.fr 昨日まで証明書は紙じゃないとだめでした。 じゃあ家にプリンターない人は?というと、手書きでもOKというこ…

Le confinement

今回は現時点での今の私の暮らしについて。 今私はフランスの地方都市に住んでいます。 世界は今コロナウイルスと闘っているのは皆様もご存知の事実かと思います。 私の住んでいる街ももれなくその街の一つです。 そして残念ながらウイルスによる感染者数、…

Le nécessaire

ヨーロッパに来てから「あぁ、日本のあれ持ってきたら良かったー!」と思うものは度々あるわけですが、じゃあそれがものすごく本当に大活躍するかというかは別問題。 ということで、個人的に私が思った、持ってきて本当に良かったもの10個を今回はご紹介した…

L'accident

災難とか事故は人の想像以上に突然起こる。 今朝は私にとって新しい一日の最悪の滑り出しになった。 そもそもの始まりは、前日に住んでる家のお母さんが隣の家の満開の桜の枝を切ってもらってきてくれたことで、私はめちゃくちゃ喜んだ。 丁寧に水切り(お花…