ビールだってワインに負けてない C'est pas la petite bière
昨日の記事からの派生でビールの話。
kasumiviolino.hatenablog.com
私はもともと、炭酸の飲料を飲めないタイプだった。
兄や姉がファンタやコーラをごくごくと気持ちよさそうに飲む様を、いつも尊敬の眼差しで見つめていた。
時は流れ、成人と同時にビールを飲むようになってからも、ビールの味は好きだが、炭酸にやはり限界がある。
それで私の好きなアルコール第1位にビールがあがることはなかった。
しかし、そんな私のイメージをぶち壊してくれたのはベルギービールだった。
ベルギーにおいてビールは、修道院において修道士が作られたのが始まりがゆえ歴史が長く、修道院の数だけビールの種類がある。
そんなわけでベルギービールには、全ての種類のビールを飲みきるのは不可能に近いといってもいいぐらいの種類があり、且つビールごとに特性のグラスがある。
バーではその数だけビールグラスが並ぶので、なかなか壮観である。
製法のこととかはよく分からないので、そのあたりの説明は誰かにお願いするとして、ベルギーにおいてビールはワインにあたるもので、とにかくどれも味わいがある。
そして炭酸がさほどきつくないのだ。
ビールの嫌いな人でも、ベルギービールの中なら必ず好きな銘柄が1つ見つかるのではと私は思っている。
何かのお祝いの席に出席した時、最初に振舞われるのはフランスだとシャンパン、イタリアはプロセッコだが、ベルギーはいつも通りベルギービールだ。
オペラの最終日の打ち上げにてビールでお祝いをした時に「ビールでごめんね、でもこれがベルギー式だから」と言われたのを今でも覚えている。
ベルギービールの中で1つ有名なものに、クリークというのがある。
これはクリークというフルーツを加えて二次発酵させたもので、甘くてなかなか美味しい。
しかしこれはアルコール度数も弱くて甘いがゆえに、女性が飲むものていうイメージあるそうで、あんまりアルコール度数の強いビールを注文したくないという男友達に「じゃあクリーク頼んだら?」と言ったら「馬鹿にしないでよ、僕男だよー!」と言われたことがあった。
日本でいう梅酒のソーダ割りを頼む感じだろうか。
そんな私のおすすめの1本はこちら。
私もまずはこれと言われた王道ベルギービールの1つで、小人の絵柄のラベルも可愛いのが目印の商品。
クリスマスシーズンになると、限定クリスマスビールなども発売されたりする。
BARにもだいたい置いてあるだけあって美味しい。
ちなみに基本ベルギービールは基本アルコール度数が高めである。
10%越えのものも結構あって、ついつい美味しくて飲みすぎると後が危険なので要注意だが、機会があればぜひ飲んで欲しいし、自分の好きな銘柄を見つけて欲しい。