よくパートナーのいいところとして挙げられるもので「笑いのツボが同じところ」てのがあると思う。
日本人同士なら、どちらかがよほど笑いに厳しくない、もしくは話術が致命的にない限り、この条件はさほど難しくないと私は思う。
しかしこれが、海を越えるととたんにハードルがあがる気がする。
言語が違うのでジョークを理解するのが困難になるというのももちろんあるが、笑いのツボは確実に変わってくると思う。
日本のお笑いの技で三段落としという技があるが、イタリア人にはない。
彼らの笑いについては「ジョークは短ければ短いほど良い」と言われてるとか。
要するにイタリア人の笑いのツボは基本浅くて、いつも誰かしら笑ってる。
これぞ愛すべきイタリア人だ。
じゃあフランス人はというと、ブラックジョークと皮肉が大好き。
これは度が越えると、私はわりと悲しくなってくるので、その日の気分に左右される。
ベルギー人はダサいジョークが大好きだ。
今回のコロナ騒ぎの際にも、スーパーはこんな特売を始めた。
france3-regions.francetvinfo.fr
「現時点でのワクチンは…コロナビール2本お買い上げの方には、モールスビト(和訳:即死)ビール1本おまけつき!」というもの。
ベルギージョークはいつもどこかダサさ漂うが、バカバカしいこういう冗談も私は嫌いじゃない。
なんで、お笑いの話を思ったのかというと、昨日WASABIという映画を家族たちと見たからだ。
レオンのB級映画という感じなのだが、家族はかなり爆笑しながら鑑賞していた。
私はというと、はて?という感じが拭えなかった。
またもや笑いのツボが違うのを感じた夜だったが、広末涼子はすごく熱演しているので、時間がある方は見ていただきたい。