先日の旅の思い出。
フランスは大西洋と地中海に面している国だが、パリは内陸の街だし、海のない街に住んでいる人も結構多い。
私の住んでいる街も内陸の街で、魚介に飢えまくっていた私は友人を誘って、地中海に面したパリの次に大きな街マルセイユに2泊3日で行くことにした。
というのも、格安航空会社のRyanAirのチケットが往復25ユーロだったのだ。
それでも利益が出るのか、いまだに謎だが、私たちの決断までに時間はかからなかった。
しかし結局女2人旅となると、買い物旅行と化した。
贅沢にコースのランチを頂き、買い物と観光をしたので、当然の出費がかさむ。
そこで我らがとったせめてものの出費を抑える償いに、滞在先のすぐ隣にあった冷凍食品スーパーPICARDで晩御飯を用意することにした。
最近東京、神奈川と進出を果たしているようで、ご存知の方もいらっしゃると思うが、PIcardは元々フランスの冷凍食品のみを扱うスーパーだ。
ちなみに店内は商品が全て冷凍庫の中に収まってスッキリしているので、まるで近未来に来たような感覚になる。
実は私、PICARDを利用したのはこれが2度目で「所詮冷凍食品スーパーでしょ」となめまくっていた。
食べてみると、びっくりするぐらい美味しい。
はずれのものもあったが、当たりのものがほとんどで、私の料理する気力が一気に削がれるぐらいのクオリティだった。
恐ろしいことに、作らなくとも美味しい世の中はすぐそこまで来ている。