おのぼり音楽紀行

ヴァイオリンと共にフランスに滞在。ゆるりと日々のこと、思ったことを書き記します。

visa

またもやご無沙汰になってしまいました。

 


今回はビザのことを書いておこうかと思います。

 


というのも実は9月より、フランスに住むことにしました。

それで日本人である私は、フランス滞在ビザを申請しなくてはいけなかったのでそのことを。

 


私は2012年にフランスのビザを日本で申請しています。

が、在日フランス大使館の対応は実に悪く、しかも地方都市出身の私にとって、わざわざ大使館のある東京に行かなければならず、苦行そのものでした。しかもビザがついたパスポートが送られてきたのは、フランス行きの飛行機が飛ぶ前日でした。

悪夢だったようなあの手続きをもう一度日本でしたくなくて、もしかすると何でも対応の良いスイスでできるのではないかと思い、トライすることにしました。

  1.  スイスの滞在許可証を持ってる人はスイスでの申請が可能
  2. 必要性がよく分からないCampus Franceがない
  3. 問い合わせはメールにて
  4. 入試ビザ
  5. 電話予約
  6. 取得まで


1.スイスの滞在許可証を持ってる人はスイスでの申請が可能

結論からいうと、スイス滞在許可証を持ってスイスに滞在してる人は、ジュネーブにあるフランス領事館にて、ビザの申請が可能です。なので、わざわざ日本に帰らなくてもできます。

 


2.必要性がよく分からないCampus Franceがない

2012年同様に、私は学生ビザでの申請をしました。フランスの学生ビザ申請を日本で申請する場合、大使館にて申請をする前にCampus Franceというところで面接を受けてからでないと、大使館でビザを申請をすることができません。

普通に考えて2日間は拘束されることになり、私は東京で友人のところに泊めてもらったのを覚えています。

しかも当時面接でどれぐらいフランス語が話せるかチェックされましたが、全く話せず終了するという一幕も。ビザが結局おりたし、何のためだったのかよく分からず。

しかしスイスで申請する場合、学生ビザ申請であってもスイス内にCampus France自体がないので、領事館の一回のみですみました。

 


3.問い合わせはメールにて

電話でのお問い合わせは基本的不可能で、メールでの問い合わせのみでしたが、2日ぐらいで大体返事は返ってきました。日本のフランス大使館は問い合わせて返事が返ってきた記憶がありません。

 


4.入試ビザ

実は私は9月に入試を受けたので、スイスのビザが切れた8月末の段階では、フランスの学校側の受け入れは確定ではありませんでした。この場合でも学生ビザを申請するのかと思えば、こういう人のために入試ビザというものがありました。このビザの申請がおりれば、3ヶ月フランスに滞在可能で、入試に合格した場合、母国に帰らなくとも滞在許可証をフランスで申請できるというものです。

 


5.電話予約

若干ハードルが高いなと唯一思ったのは、申請日の予約方法がこのご時世なのに電話のみでした。でもきっとスイスなので、ドイツ語、イタリア語、英語でも大丈夫だったと思います。スイス人すごすぎ。

 


6.取得まで

申請日にジュネーブ大学の近くにある領事館に行くと、まぁ小さな建物でびっくり。中に入ってみても、ビザ担当の部屋も約8畳ほどの小さな部屋で、その中で2人働いていましたが、実質稼働してるのは1人のみでした。めちゃくちゃゆるい。当日のアポイントメントのリストも見ましたが、30分に1人の割合でしかいないので1日(ビザ申請は午前中のみ)で担当できるのは約6人のみ。規模小さすぎませんか。

担当のお姉さんも仕事のできるいい人でフランスになぜ行くことにしたのか軽く世間話もしつつ、実にスムーズに終わり、最後に「たぶん1週間でビザがおりるから、おりたら連絡するわね」と言われ、気持ちよく領事館を後に。

しかし1週間待てど連絡は来ず。さすがに遅いと思った頃にメールで問い合わせたら「用意できてます、アポ取ってビザ取りに来てねー」と返事がきました。「あれ、言ってたことと違うくない?」と内心思いましたが、すぐにビザがおりたのでありがたかったです。

次の日ジュネーブの領事館にもう一度行き、パスポートにビザを貼ってもらい、無事完了しました。

 


スイスからフランスに移住した方はあまり多くいらっしゃらないと思ったので、書き記しておきました。

2019年時点でのことなので、今後また変わったりとかはあると思いますが、私のような人がいてその誰かの安心に繋がれば嬉しいです。

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