おのぼり音楽紀行

ヴァイオリンと共にフランスに滞在。ゆるりと日々のこと、思ったことを書き記します。

料理担当が唯一の仕事 La cuisinière pour la famille

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ついに今月の11日にフランス全土で自宅待機が緩和されることが決定。

私の住んでいる区域は地図の中でも危険レッドゾーンの赤に塗られているが、基本的には差はつけないそうだ。

しかし果たしてどうなるやら。

 

この約2ヶ月間私は完全なるフリーターと化したのだが、唯一あった役割は週に1度の晩御飯担当だった。

学校の先生というのもあり、しっかりしている家のお母さんが、自宅待機始まってすぐの晩御飯の団欒中に「みんな家にいるからってだらっとされちゃ嫌なのよ」と毎日のご飯、片付け、掃除担当を全員で割り振ることを決定した。

私は料理担当だけふられ「なにも自分のものじゃないのに、片付けさせるのはおかしいでしょ」とお母さんの良識により、無事、片付けと掃除担当は免れた。

 

料理をするのは幸い好きな方なので、問題はない。

私が小さい頃から、母は料理が好きな主婦であったが、過保護だったのか面倒だったのか、私たち子供に料理の手伝いを頼むことは一切なかったし拒否すらしていた。

おかげで包丁はろくに扱えず、高校の時にあった「りんごの皮むきテスト」の際にはめちゃくちゃ焦ったのを今でも覚えている。

そんな大学を出てからめきめき料理をするようになった私に、母は驚いていた。

 

話が逸れたが、そんなわけで料理をすることは苦痛では全くないのだが、毎回メニューの決定にはいささか困った。

私はやっぱり和食をときどき食べたくなるが、どこまで果たして和食の受けがいいのかわからないし、晩御飯は自宅待機中をしている全員にとって1日の楽しみでもあるので、それを奪うようなことはしたくはない。

そして買い物にいくわけでもないので、家にある食材で調理をしなければならない。

 

若干ハードルが高い中、作ったメニューは大体こんな感じだ。

  • ロールキャベツ
  • 豚肉と根菜の煮物
  • 白アスパラガスのスープ
  • ミネストローネ風のトマトスープ
  • 白魚のピカタ
  • カレーライス
  • サーモンとほうれん草のポテトグラタン
  • 牛肉と根菜の煮物、魚の炊き込みご飯

結論からいくと、煮物のウケはとにかく良くない。

醤油、ダシがしっかりしみこんでいると私が感じる程度では味が足りないようで、醤油を追加でかけていた。

食べてくれるだけ有難い話だが、醤油による塩味を感じにくいのだなと実感したのはいうまでもない。

逆を言うとカレーはめちゃくちゃ人気であった。

 

まだまだ好み調査は続く。